二次元に生かされる
一年近く前のメモ書きを見つけた。
今と考えてること何ら変わってなくて驚いた。
以下はそのメモ書き。
誰も聞いちゃいないが、自分のことを語りたい。
私は、中学の頃辛かった時、もう二次元のことしか考えてなかった。いや、ホントは色々あったのかもしれないけど、週に一度、水曜日のイナズマイレブンのために生きてた。
あの当時もそう思ってたけど、当時は大袈裟かなって感じていた。
でも、今になってやっぱり、大袈裟なんかじゃない、私はイナズマイレブンのために生きてたって思うんですよね。
で、そんな現実逃避してばかりの人間だったから、将来どんな仕事に就きたいかって考えても、周りの子たちみたいに無難に会社員とか思えない。
ずっと、二次元関係の仕事に就きたいってぼんやり思ってます。
結局何がしたいかって、カゲロウプロジェクトのじんさんも言ってたんだけど、昔の自分に捧げる作品をつくりたい。
昔腐ってた自分に対して、こんな面白いことがあるぞって言いたい。
まだまだ作品を形にすることすら出来てないんですけど。
でも、自分みたいな二次元に、娯楽に生かされてる人がいるんだから、私が今度は生かす側に回りたいって思うのが、正直な今の気持ちです。
確か、イナズマイレブンをつくったレベルファイブの日野社長が仰ってたんですけど、娯楽って夢中になった人がいて、その人がまた娯楽をつくって、そうやってエンターテイメントはずっと続いていくんだって。
どうせ生まれて生きているんなら、私も同じように続けていきたいなと、思っています。
改めて読んでみて、痛いなー馬鹿だなーとは思ってる。
でも私は、過去の自分が生きていけるように、今、好きなことをしていたい。好きなものをつくりたい。
昔、いつか時間を手に入れたら、小説を書くんだ!って沢山妄想してた。
いつか、なんて来ないんだってようやく気づいた。やるなら、思い立ったとき。いつかじゃない。常に今しかない。
私はまず、自分の時間の確保に躍起になった。そして今、人生で一番、時間を持ってるはず。
あのとき、心の支えになっていた妄想を今、私が形にしないと、過去の自分に申し訳が立たない。
そしてきっとその経験は未来の私がちゃんと未来へ繋げてくれる。繋げてみせる。直接的ではないかもしれないけれど、絶対繋げる。
好きなことばっかりして、将来苦労するとか役に立たないとか、そんなこと鵜呑みにしたくない。
自分が心の底からやりたいことをやる。
実はそれって難しい。
私は、やりたいことから逃げたくない。
痛くて馬鹿な自分が好きだし、そんな人間であり続けたい。
創作で将来食っていきたいとか、そういう気持ちが無いわけではないけれど、そこまで辿り着くため努力する力を持ち合わせてはいないことには心のどこかで気づいてる。
他者のためにはならないだろうけど、だったらせめて、自分を救うために、創作をしたい。